長女気質専門コンサルタント、佐藤優華です。

本当はそうしたくないのに、親の意向に沿わないといけないような気がする。そんな想いがありませんか?

長女気質が強い方は、文句を言いながらも親の言葉に逆らうことに強い罪悪感を感じがち。一方、兄弟姉妹は自分のやりたいようにすることが多く、それが当たり前なので「親がなんか言ってるなー」くらいで文句も言わずにスルーしてたり。

それは親も感じ取るので、兄弟姉妹には親も諦めが早いのに、長女さんや長女気質の強い方には親も粘ってくるのです。

この相乗効果が、どこまでも長女気質に苦しむ原因の一つ。

 

長女さんや長女の役割を担ってきた子供に対して親は全力でエネルギーを注ぎます。初めてのことだらけなので(自然なことですが)、常にエネルギー全開での対応の積み重ねが、同一視(親が感じることと子どもが感じることがが同じだと思ってしまう心の仕組み)に繋がります。

二人目以降の子供に対しては、ある程度親も「手を抜く」対応ができることと、親の注意が自分だけに向いていないことでほどよい自由度の中で育ちます。

例えるなら、お母さんの化粧品で遊ぼうとする時、長女さんは手を伸ばしたところで「ダメ」と禁止されるけれど、手を伸ばし、遊んでいる途中で発見されるのが二人目。

遊ぶ前から禁止されるほどの注目を浴びている不自由さと、ある程度遊ぶことができる自由度の違いです。

もちろん愛情に差はなく、親が悪いわけでもありません。何度も言いますがどちらも自然なことなのです。

ですが、このような理由から、知らず知らず親の言葉や価値観をもとに、こうしてはいけない、こうでなきゃダメなどの「マイルール」が作られ、そこから外れそうになると頭の中で親が叱るのと同じ口調で責めてくる長女気質な自分が出来上がります。

自分を責める自分は、物心つく頃には存在しているため、当たり前に無意識になっている方が多いです。でも、それが強すぎると自分をいつも「足りない」「できない」という前提において世界を見るので、毎日が辛くなってしまいます。

 

そこから抜けるために大事なことは自分の今の状態を知ることと、「私は私でいい」と認める勇気です。

考えてみてください。

親の言うことより自分の想いを貫いている兄弟姉妹の方が上手に親との関係を築いていたりしませんか?

まずは自分が思っていること、口から出る言葉、行動を一致させることをトライしてみてくださいね。きっと自分のマイルールに気づく瞬間があるはずです。

 

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